こんにちはブクメガです
コロナの影響で格差が広がっていると言われている現在の状況ですが、そんな中、エグい本が出ていました。
はっきりと格差社会について解説している本ですので、少し暗くなるような内容ですが、まずは現状を知ることが大切です。
なので、今回は元気になる内容というよりは、現状こんな社会になっているよって知る意味で、読んでみて下さい
また、この内容を全て解説するのは非常に難しいので、興味のある方はぜひ読んでみて下さい!!
今の現代は無理ゲー社会
無理ゲー社会とは、生きづらさではなく、もっと暴力的で対処困難な現実に放り込まれた人たちが、自分の人生というゲームを対処困難な状態(ゲームマニアの中で攻略が極めて困難な社会を無理ゲーという)と捉えている社会のことです。
コロナなどで現在、格差が拡大しており、いきづらい世の中になっています。
前半では、現状について解説し、後半でその現状に対してどのように行動すればいいかに対する私の考えを述べていきます。
困っている人の参考に少しでもなればと思いますので、ぜひ読んでみてください。
自分らしく生きるという呪い
現在、日本を始めとする世界はリベラル化しています。リベラルは自由を意味する言葉であり、現在は何をするにも自由という考えが広がっています。しかし、逆にいうとリベラル化した社会では自分らしく生きるということが求められ、自分の生活に対しては自己責任になってしまうのです。
つまり、夢を持って行動することが当たり前になり、それが出来ない人は劣った人であり、不幸であると決めつけてしまうのです。
このことにより、現在子供たちが夢を持つことを強要され、逆に夢を持つことが出来ない子供たちが増えている状態です。
また、リベラルな社会では個人が優先されるので、社会的な繋がりも希薄になる傾向にあります。
リベラル化が進むと①世界が複雑化する②関係が希薄化する③自己責任が強調されるという変化が起きます。
誰もが自分らしく生きられる社会では、身分のせいにすることが出来ず、成功も失敗も自己責任になります。
他人との関係が希薄になり、他人に頼る事ができないのに、生活は自分のせいになる。これほど生きにくい世の中はありません。
リベラルの理想を信じる人たちは、現代社会で起きている様々な社会問題をリベラルな政策で解決しようとします。
しかし、これは話が逆で、実は「リベラル化」が全ての問題を引き起こしているのです。
一見、素晴らしい世の中と考えられる、リベラル社会にもそういった負の一面があることを知っておかなければなりません。
知能格差
行動遺伝学では、知能の遺伝率は年齢とともに上がり、思春期を終える頃には70%を超えると言われています。知能が高い人は知能が高い人同士で結婚する傾向にあるので、その知能格差はさらに広がるのです。
このことを最近は出生ガチャと言っています。
出生した時点で能力が決まっているので、そこからの努力は無駄だという考え方です。
このように説明すると「そんなことはない!!努力を継続することで必ず人生は好転する」という意見が出そうですが(私も個人的にはこの意見に賛成です)、実はその努力を継続すことや頑張ろうと行動することも遺伝の影響を大きく受けるのです。
リベラルな社会では能力を向上させるのも、収入を取るのも自由な社会ですから、知能が高い人と知能の低い人の格差が大きく2極化していきます。
このことを著者は「知能の高い国民(上級国民)」と「知能の低い国民(下級国民)」の2極化と言っています。
本当にこのような知能格差が広がっているのか?と思う人に著者は国際成人力調査の結果を提示しています。
この調査によると
①日本人のおよそ3分の1は日本語が読めない
②日本人の3分の1以上が小学校3〜4年生以下の数的思考しか持たない
③パソコンを使った基本的な仕事ができるのは日本人の1割以下
④65歳以下の労働力人口のうち、3人に1人がそもそもパソコンを使用できない。
という事実が出ています。
世界に比べると教育水準が高い日本でもこのような現状です。
世界では、もっと深刻に格差が広がっているといえます。
悲しい事実ですが、アメリカでは大卒に比べ、非大卒は2倍以上自死率が高くなっています。
このようにリベラル社会では能力が重んじられ、それが自己責任となっているため、その影響で自殺を選んでしまう人が増えてしまうのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。少し嫌な気分になる方が多いんじゃないかと思いましたが、現状を知ることは大切なことだと考え、今回はこの本を紹介しました
リベラル社会の闇を紹介しましたが、この本では、平均な人では能力は半分は遺伝要因で決まっているが、もう半分は環境要因が決めていると説明しています。
そのため、私たちのほとんどは努力次第で能力を高めることが出来るのです。
リベラル社会に生きている現在では、出来る限り自分の能力を高め、他者とのつながりを大切に生きていくことが必要になると考えます。
では、次回この本に書いてある、リベラル社会の今後と対策について解説していきます。
次回も楽しみにしていて下さい
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